知っておきたい!実は間違っていたお線香のNG作法

お線香の正しい作法、知っていますか?

知っているようでやっていたその作法、実は間違っているかもしれません。
なかなか人に聞けないことなので、人前で恥をかく前にきちんと正しい作法を知っておきましょう。

1.お線香をあげるときのNG作法

①火の付け方編

お線香の火はマッチやライターを使ってつけるのはNG
ロウソクの火からお線香の火をつけるのが正しい作法です。
ただ最近は、ロウソクやお線香の火での火事を防ぐために、お線香用チャッカマンやLED線香などがあるのでそれぞれのご家庭のやり方に従うのがいいでしょう。

 正しいやり方は?

お線香の火は右側のロウソクの火からつける!
こちらは宗派によって、または諸説あるようですが、右側に置いてあるロウソクからお線香の火をつけるのが正しい作法です。

 

②火の消し方編

まずはNGな消し方から参りましょう。

フーってやっちゃだめ!?
お線香の火は絶対にフーっといきを吹きかけて消してはいけません!
飲み食いする口から吹かれる息は穢れたものと言われています。そんなものを仏様にむかって吹きかけるのは失礼極まりないことなのです。

手であおぐ?
これは結構やってる方いらっしゃるんじゃないでしょうか。
しかし、こちらもNGな作法です。
手であおぐと、逆に火が強く燃えてしまいあちっあちちっと仏前でなってしまいます。知り合いの方へお線香をあげに行って、これをやってしまったらご家族から嫌な目で見られかねません。

↓ 正しいやり方は?

そりゃもちろん、横に振る!

………ではないんですね。
正しくは、火のついたお線香をまっすぐ持ち、そのままスッと下に下げる。
たったこれだけでお線香の火は消えちゃいます。

③おまけ編

リンは鳴らしてはいけない
仏様にお線香をあげる際、カーンとリンを鳴らしていませんか?これは実はNGです。
お線香をあげる際にリンを鳴らす必要はありませんので気をつけましょう

座布団を踏んでは行けない
一礼をしてからお線香を上げ、立つ時も座布団から降りてから一礼をするのが正しい作法です。

2.お線香のあげる本数は?

こちらは宗派によってお線香をあげる本数は違いますので、こちらお仏壇をあげる方の宗派を先に知っておくことが重要です。
また、お線香をあげる際に、お線香を折ったり、横に置く方もいるかもしれません。
こちらも宗派によって違いますので、お線香をあげる方の宗派をご家族に先に聞いておきましょう。
故人のご家族の宗派に合わせたお線香をあげることが失礼のないお線香の上げ方になります。

宗派によるお線香の作法の参考はこちらをお読みください。→宗派によって違う!?線香の作法

3.まとめ

いかがでしたでしょうか。
お線香の作法はなかなか人に聞く機会もなく、あいまいになってる方が多いと思います。
とてもささいな事ですが、奥が深いお線香のマナーを正しく理解し、実行できるととてもスマートですね。