お線香っていくらくらいするの? 家庭用線香と進物用線香の値段と相場

喪中ハガキをいただいたときや訃報の知らせを聞いたときに贈る進物用線香や、家庭でご先祖様にあげるお線香、だいたいどれくらいものを買えばいいのでしょうか?
家庭で使う分ならそんなに高くなくてもいいのかな、って思いますがあまりに安いものだとご先祖様に失礼になってしうかもしれない。
進物用線香も安いものを贈ってしまったら失礼かもしれない・・・。

なかなか人に聞けないことなので金額もあいまいなお線香の世界。
一体、お線香はどれくらいの相場で買われているのでしょうか。

1.お線香の値段

お線香のお値段はさまざまで、下は親しみやすい価格で買える100円ショップのものから上は20万を超える超高級なものまであります。もちろんその間の値段で買えるお線香もたくさんあります。
家庭用、進物用線香問わず、お手頃な値段のものからお高い値段のものまでさまざまあるようです。

2.どうしてそんなに値段に差があるの?

日本古来から作られている伝統的なお線香は自然由来のものから作られています。
そのため、自然由来の素材を使うお線香は、材料費が高く、ひとつひとつ丁寧に作られているため時間と労力を要します。そうすると自然とお線香一箱のお値段は高くなってしまいます。
安くても自然由来の原材料を使った昔ながらのお線香は3000円〜4000円はするでしょう。
杉が原材料の杉線香はわりかし安くすみますが、香木を使った匂い線香はとても高くなってしまいます。
逆に、自然由来の原材料を使わず化学薬品を混ぜ込んで作られたお線香は、材料費がとても安く済むことから100円ショップで買えるような安くてお手頃な値段で販売されています。
安いお線香のほうが経済的にも優しく手軽に買えることから、安いお線香は一般家庭に広く普及することになりました。
こう言った理由から、同じお線香でもこんなにも値段の差がでてしまったのです。

3.お線香の相場

お線香にもそれぞれブランドがあり、セットで売られていたり、原材料によっても値段は本当にバラバラなので、ここからはお線香について調べまくった筆者個人の見解でお線香の相場を決めさせていただきます!相場はだいたいこんなもんかな、という参考にしていただければと思います。

家庭用線香の相場

安いものでは100円以下のものあり、高いものは1万円を優に超えます。
ご家庭で使うようであれば、例えば普段使うようにはお手頃な値段のものを使い、お盆や故人の命日にはちょっと高級なお線香を準備してご先祖様を迎えようとするのが一般的なんじゃないでしょうか。
普段使うようには100円ショップで売っているお線香だと経済的にもいいのでですし、お線香の香りはいつもフローラルな香りのものを使っていたいって方は、ちょっとお値段高めの1000円ほどの香り線香でもいいかもしれません。香り線香も500円ほどで買えるものもたくさんあります。
あまり化学薬品が入っていないものがいいからちょっと高めのものにする、など健康面も考えて購入もいいかもしれません。

進物用線香の相場

進物用線香は、安いものでは1000円前後のものから高いものは20万を超えるものまであります。
進物用線香にも種類があり、
・普段家庭で使う量のあるお線香のセット(比較的お手頃な値段)
・さまざまな香りが楽しめる匂い線香のセット(お手頃よりはちょっとだけ値がはる)
・香木を用いた高級お線香セット(ブランドものが多く高い)
など種類はさまざまです。
どれくらいの値段のものが相場で買われているか、ということは世代や年代、故人との生前の関わりかたで人それぞれ違いますので一概には言いにくいですが、お世話になった方だからこそ気持ちを込めて高いものを贈りたい、またはそれほど関わったことはない知り合い程度の方なら、2000円〜4000円あたりのものでいいかな、というのも間違ではないんじゃないでしょうか。

進物用線香 に対する画像結果

4.まとめ

・お線香には100円以下から20万を超える値段のものがある。
・杉線香より匂い線香のほうが値段が高い傾向がある
・香木を使うと高くなるが、化学薬品で作られたお線香は安い。
・使う頻度の高い家庭用線香は安い値段のもを、お盆の大事なときは高いものを
・進物用線香は状況によってお値段を選ぶ。

安いからダメということではなく、普段の生活のなかで家庭用のお線香に高いものを使っていては家計が大変になってしまいます。
仏様も理解してくださることでしょうし、結局最後はあなた自身の故人に対して気持ちを込めて贈り物をするという気持ちが一番大切なのではないでしょうか。