仏壇にお供えするお線香、どんなものを思い浮かべますか?
だいたいの方がよくある緑色(または紫)のものしか思い浮かばないんじゃないでしょうか。
いいえ、いまどきのお線香はもっと洒落てるのです!
今回はそんないまどきのお線香たちを紹介していきたいと思います。
いままでのお線香への概念が変わるかもしれません。
目次
1.そもそもお線香とは
そもそもお線香とは、お寺・お墓・仏壇で焚くことによって、周囲を清浄にする効果があるといわれ、ご先祖様に手をあわせる前の私たちの心を鎮め、清めてくれるといわれています。
またお経には、お線香の香りは仏様の食べ物と記されているので、家庭でもお線香の香りをご先祖様への供養のお供えとして焚きます。詳しくはこちらを参考にしてください。→お線香とは? ~お線香をあげる意味とは~
2.お線香の種類
お線香には大きく分けて2つの種類に分けられ、作られています。
①杉線香
②匂い線香
(1)杉線香
みなさんがよく見る緑色の細長いお線香です。
杉の葉が原料で、杉の葉の粉末を棒状に練り上げ、乾燥させたものになります。杉の香りやけむりが多いのが特徴で、よくお墓参りなどで使われます。
(2)匂い線香
最近人気な匂い線香。白檀(びゃくだん)と呼ばれる樹木の粉末にさまざまな香りを混ぜ込み棒状に練り上げ、乾燥させたものです。香りを楽しめ、煙が少ないのが特徴なので、よく家庭のお仏壇でつかわれます。
この匂い線香、酒類がたくさんあって、香りもさまざま!某有名会社とコラボしていたりするんですよ~
3.さまざまなお線香たち
匂い線香のトップに君臨する三大匂い線香、白檀・伽羅・沈香
これら三大線香は仏事・法事の場でよく使われ、また進物用線香として贈るととても喜ばれます。
白檀
さまざまな仏事で使われる高貴な香り
伽羅
進物用線香として人気のお線香。高級な香り
沈香
お焼香の香りに似ている落ち着いた香り
その他にも、最近ではさまざまな香りのお線香がでています。
故人が好きだった匂いのお線香の香りと一緒に故人を偲ぶことができると人気です。
お花の香りのお線香
様々なお花の香りがするかわいいお線香。種類がとっても豊富。お花が大好きな故人への進物用線香として贈るのもかわいいので喜ばれます。
動物性香料お線香
香水のような香りの強いお線香。フローラルな香りやムスクなど、芳香剤に使われる香りがするお線香です。見た目もかわいくておしゃれです。
植物性香料
生薬を使ったお線香です。ショウガや香辛料として使われるものを練りこんで作られたお線香です。インドやバリなどのお香に近い香りでしょうか。
かわいいお線香たち
某有名菓子屋さんのお線香たち。間違えて食べちゃいそうです。こちらペット用のお仏壇にお線香をあげるのにかわいくてよく選ばれているそう。
火を使わないお線香
LEDで作られた光る線香。火を使わないのでもちろん煙もでません。光るとほんのり灯ってかわいいです。喘息などお線香の煙で咳が出ちゃう方や、お線香の火が気になる方に人気です。
火を使わないお線香2
こちらは置いておくだけでお線香の役目をはたしてくれる、お供え香です。さまざまな形があって新しいタイプのかわいいお線香です。
無香線香
集合住宅など、お線香の匂いが気になる方はこちらだと煙も少ないのでとてもおすすめです。
おまけ
令和線香。かわいいけど。。。贈答用には向かないかも?
4.まとめ
昔ながらの伝統的なお線香はもとより、匂い線香はさまざまな進化をとげてかわいいものから機能的なものまで、いまではたくさんの種類のお線香が増えました。
もともとお線香はお仏壇やお参りのときに使うもので、しきたり重く堅くて馴染みのないイメージが強かったですが、見た目のかわいいお線香などは若い方でも親しみやすいのではないでしょうか。