【太陽光会社社員が教える】意外と知らない!?蓄電池の寿命がすごい!

近年では一般家庭への導入も珍しくなくなってきた蓄電池ですが、毎日使っているという家庭もあれば、震災などの為に取っておくという家庭もあります。

様々な使い方ができる蓄電池ですが、寿命があるのをご存知でしょうか。

知っておかないといざという時に困ってしまう事態になります。

そこで、意外と知らない蓄電池の寿命について分かりやすく説明をします。

1.蓄電池の寿命は?

現在使用されている主な蓄電池は、

・鉛蓄電池
・ニッケル水素電池
・リチウムイオン電池
・NAS電池

などですが、蓄電池の寿命は使用する環境や状況、保守条件など様々な要因によって左右されます。

そのため、蓄電池の寿命と記されるのではなく、蓄電池の寿命を表す際には「サイクル回数」もしくは「使用期間」のいずれかが用いられます。

そんな蓄電池の寿命目安として、各蓄電池によって大きく変わってきます。

蓄電池の種類によって違う寿命

蓄電池のそれぞれの寿命

・鉛蓄電池の場合は17年(3150回)
・ニッケル水素電池は5年~7年(2000回)
・リチウムイオン電池は10年(4000回)
・NAS電池は15年(4500回)

といった様に、使用する蓄電池によって寿命が大きく異なります。

どれも結構な年数が使えるように思えますが、こちらは保存状態や蓄電池の風化具合によって使える年数はそれぞれ変わってきますので、災害がなかなか来ないからといって物置にしまっておいてはいざ、使いたいときに使えない!なんてことになりかねません。

定期的に点検することをオススメします。

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2.蓄電池を交換するタイミングはいつ?

蓄電池の寿命はメーカーや機種によって異なるという事が分かりましたが、では 蓄電池を交換するタイミングはいつなのでしょうか。

蓄電池の交換のタイミング

ずばり、

10年です。

10年間使用したら蓄電池を買い替えるのが一番お得であり、蓄電池の容量が減っていく目安は10年を目標にして設計されているので、100%のキャパシティを保って使用し続けたいのであれば買い替える必要があり、メーカーの保証期間も10年間に設定している会社が多いので、この時期が交換時期と言えます。

また、寿命を迎えた蓄電池は効率が悪く、せっかく省エネや電気代節約のために導入した太陽光発電システムでも、蓄電の効率が悪ければ逆効果になってしまう恐れがあるので、早めに交換をする事が大切です。

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3.蓄電池の寿命を伸ばす方法がある!?

充電をすることができる蓄電池ですが、工夫をすることで寿命を伸ばす事ができます。

設置環境

蓄電池の寿命はメーカーの仕様だけでなく、各ユーザーの使い方や設置環境によっても大きく変わりますが、状況によって使用期間の目安である10年よりも短くなることもあるので注意が必要になってきます。

寿命を伸ばす蓄電池の使い方として、

・高温になる場所には設置しない
・過充電、過放電しない

といった事に気をつけることで、寿命を縮めてしまう事なく安心して使い続けることができます。

蓄電池の寿命は一般的に10年ほどとされていますが、使い方や設置状況などで差が出るケースがあり、蓄電池を長持ちさせるためにも、メーカーで推奨する設置場所や設置環境を守り、また適切な点検などのメンテナンスで劣化を防ぐ事が大切です。

事例

結構な割合でお客様から

「去年はちゃんと作動していたのに、なんだか今は様子がおかしい」

というような、「去年は~・・・」というご相談が多いです。
これは蓄電池に限らず太陽光発電にも言えるものですが、野ざらしにしていて雨風乾燥などに24時間浴びていれば当然日に日に機器は劣化します。
それは蓄電池も一緒で、全く使わずに蓄電池にとって悪条件下で保管しておけば、いざ使いたいときにすでに蓄電池の中の機器が劣化しているかもしれません。
保証期間内であれば、無償で修理・交換ができるかもしれませんが、保障が切れてしまうと有償になってしまいす。

長く蓄電池を使っていくために、定期的な点検と日々気に掛けていただくことが大切です。

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4.まとめ

一般家庭への導入も珍しくなくなってきた蓄電池ですが、毎日使っているとそれだけ寿命を縮めてしまう事になります。

できる限り蓄電池を長く使う方法として、挙げた方法をしっかりと守り、工夫をすることによって蓄電池の寿命を延ばすことができます。